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生命保険のパンフレットや設計書を理解するために

生命保険パンフレットや設計書を理解するために





こんな生命保険のパンフレットや保険設計書は一見するととても「複雑」に思えますし、たしかに複雑です。しかしよく読めばそんなに難しいことはありません。このページを読んでいただくとパンフレットを理解しやすくなります。



終身保険と定期保険





終身保険は期間の定めがなく死亡すれば保険金が支給される保険商品です。保険料払込期間は60歳とか70歳で終了してあとは保険料の支払いこみがなくなり保障だけが継続します。しかし保険会社はいつか必ず保険金を支払うことになるので保険料は高額になります。そして保険料払込期間が終わってから解約するとかなりの金額が戻ってきます。

定期保険とは一定期間の保障をする保険商品です。この期間内に死亡すれば死亡保険金が支給されます。そして期間が終われば保障はなくなってしまいます。また契約の期間が終わったときに戻ってくる金額はありません。保険料は安くなっています。
逓減定期保険とは一定期間の保障をするものの死亡保障がだんだんと減っていく保険商品です。保険料は更に安くなっています。



定期付終身保険の基本形





終身保険と定期保険を組み合わせたのが「定期付終身保険」です。
終身保険を主たる契約としてそこに定期保険を特約としてつけます。そのために正式な名称は「定期保険特約付終身保険」といいます。終身保険と定期保険の割合は様々です。しかし一般的には終身保険の保障額は小さくて定期保険の保障額が大きいものが多いようです。終身保険は小さくても将来解約したときにもどる金額がありまた生涯保障にもなりますから「掛け捨て」とはなりません。

また災害割増特約をつけることが多くなっています。これは災害や事故の時に保険金等がでるもので、病気死亡では保険金がでません。そのために保険料が更に安くなっています。また入院給付を目的とした医療保険の特約も付されるようになりました。


定期保険が更新型





定期保険部分が更新型定期保険となる定期付終身保険が多くなっていきました。定期保険が必要な期間を30年間と想定して、30年間の定期保険をつかうのを「全期型」といいます。15年間の定期保険をつかい、15年後には新たな15年間の定期保険に更新します。この更新は15年後の健康状態にかかわらず可能です。これが「更新型」の定期保険です。

違いは保険料です。全期型は30年間に渡り保険料が一定です。更新型は当初の15年は全期型より保険料は安くなります。しかし後半の15年は保険料は高くなります。なお更新の期間は15年に限らず10年ごと等に更新すものもあります。



様々な保障のある定期保険






定期保険の一部について死亡以外の場合も保険金が支給されるものが開発されてきました。要介護状態になると保険金が支給されるもの、三大疾病で一定の状態になる保険金が支給されるもの、重大な障害状態になると保険金が支給されるもの等です。これらについては死亡したときにも保険金が支払われます(二重の保険金支払いはありません)。死亡時の保険金額はこれらの保障の合計額いうことになります。


年金による保険金の支払い






保険金の全部あるいは一部について年金で支給することができるものが開発されてきました。死亡保険金と要介護保険金について適用されることが多いようです。「生活保障保険」「収入保障保険」等様々な名称がつきますが、本質は保険金の分割払いです。


現在の定期付終身保険





パンフレットをみると複雑すぎて、理解できないと思ってしまいます。しかしそんなことはありません。ここまで説明した保障の組み合わせにしか過ぎません。

単純な定期保険か逓減定期保険か。
全期型定期保険か更新型定期保険か
要介護のときや三大疾病等で保険金が支給される部分があるかないか。
保険金が年金でも支給される部分があるかないか。

それ以外にも様々な個性的な特約もつくでしょう。ガンに対する特約とか骨折した場合に対する特約とか、があります。しかし保険商品としての基本はここまで説明した保障の組み合わせになっています。

なお最近は定期付終身保険の終身保険部分が「医療終身保険」となったものや、いわば「更新型終身保険」になったものも現れています。それでも基本的な仕組みは定期付終身保険です。

ちなみに定期付終身保険が一般的になる前に一般的だった商品は定期付養老保険です。時代とともに保険商品も変っていきます。



自由設計型保険への移行





更に最近は自由設計型保険あるいはアカウント型、保険口座型と呼ばれる保険商品も増えています。自由設計なら個別に全然違うのかとも思ってしまいます。

しかし実際にはこれまでの定期付終身保険の終身保険部分が、積み立て終身保険といって銀行の普通預金のようなものに変っただけのものがほとんどです。保険商品としての基本はここまで説明した保障の組み合わせになっていることは変りません。



あらためて見てください






さらに幾つか特約が加わっていますが、 難しいものではなくなったのではないでしょうか。


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